演劇部 中国大会にて 中国高等学校演劇協議会会長賞受賞

令和5年12月23日(土)~24(日)に鳥取県米子市の米子市文化ホールにて中国大会が開催されました。本校は「ヤルタ会談」を上演し、その結果、中国高等学校演劇協議会会長賞を受賞しました。残念ながら、全国大会出場とはなりませんでしたが、各県代表校の高いレベルの上演を見ることが出来、とても勉強になりました。今後の活動に活かしていきたいと思います。今後とも応援をよろしくお願いします。

なお、演劇部ではただいま部員を募集中です。経験のない人でも大丈夫!是非、部室をのぞいてみて下さい。(よくわからない人は、顧問まで)

  • ■観客の皆さんの感想より
  • 〇 世界史の一コマで登場するヤルタ会談ですが、こんなに面白く表現できるんだな! と思いました! 米英ソのお三方の衣装がめっちゃリアル!! 普通の会話劇に見せかけて会話内容が生々しくて、戦時中のリアルさが伝わってきました。 大道具もコンパクトにまとまっていて、すごいなと思いました!!

〇 第二次大戦の戦後処理を巡り会合する3ヶ国の首脳。史実に基づいた舞台設定だが、人物を再現しているというより、各国を擬人化しているような印象。内心では他の2人を見下している彼らが、大国の利権と野望を滲ませつつ、衝突には至らないよう立場を入れ替えつつ立ち回る。
 世界史の一部という認識のため、観ているこちらも麻痺してしまうのだが、彼らの軽薄な会話によって何万もの人命が奪われていく事実。
 ナチスを非難する一方で、スターリンを追求できず、自らも同じ規模の犠牲を許容するルーズベルト。その苦悩が僅かに見える間が巧みだった。
 中東問題や朝鮮戦争、現在も収まることのない問題の数々は、この時から地続きになっている。
 衣装を脱ぎ高校生に戻った彼らが、現在に至るまでの無数の写真を見つめる幕切れがまた印象的だった。

 まず良かった。3人の迫真の演技力。会話のアンサンブルがしっかりとできており、自然に展開していった。

 私は世界史が苦手なのだが、楽しく学ぶことが出来た。スマホなどといった小道具を使い、現実と繋ぎ合わせることで分かりやすかった。世界史しりとりは面白かった。舞台を作りながら演技をするという発想は、素晴らしかった。最後のストップモーションは綺麗なSSが、椅子にはトップ、といった見せる場面が多かったように思う。スタッフワークもよく、楽しく観させてもらいました。

  •  最近になり私は世界史の授業にてヤルタ会談の事を学習したので、その点も踏まえてとても観ていて面白かった。 三国のリーダーがコメディ調に、時にブラックジョーク、皮肉を込めながら会議を展開していく。その中には現在問題になっているガザ地区紛争や……。
     他国から見た戦時中の日本についてがとても分かりやすく、すらすらと頭の中に入ってきた。
     終盤、スライドに映る様々な歴史的写真。それらがこの一見明るい会議で決まっているという残酷さには度肝を抜かれた。

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