本校教諭制作の創作劇が、千葉県の演劇発表会で上演されます

本校演劇部顧問、宮島宏幸先生の創作劇(シナリオ)「手紙ーインパールの風」が、千葉県高校演劇第5地区春季発表会で上演されます。上演高は、千葉県立船橋啓明高等学校演劇部です。シナリオは、先生のご親戚に起こった事実をもとに書かれた作品です。上映期日は2014年6月21日、会場は船橋市宮本公民館です。以下シナリオの内容を紹介します。

<ストーリー>

宮島宏幸先生(現 岡山東商業高校在職)が描かれた悲しいお話の「手紙~インパールの風」は先生のご親戚に起こった事実をもとに書かれた作品です。舞台はインド北部インパール。おばあちゃんとその家族が住むぼろや。おばあちゃんは、父親が日本軍の軍医で、出征直前に結婚したお母さんとの間にできた子供です。結婚直後に出征したためにおばあちゃんが生まれたことを知らない父親。母親が長女の誕生を知らせるために手紙を書いたが、その手紙がインパールに届いたが知る由もなし。おばあちゃんは自分の誕生を父(軍医)は知っていたがどうか知りたいと、孫娘に話す。孫娘は多感な時期で親に反撥ばかりしていたが、おばあちゃんの気持ちを知り、同じ師団にいた憲兵さんが書いたインパール作戦の本をみつけ、会いにいきます。その憲兵さんは、おばあちゃんの誕生を知らせる手紙を検閲し、軍医が感激していたことを覚えていました。軍医は故郷日本にいる一人娘に会いたい思いを持ちながら戦死したことを伝えます。孫娘がこのことをおばあちゃんに伝えると、おばあちゃんは涙をながしながら孫娘に感謝します。反撥ばかりしていた孫娘はこのことを通して家族の愛に気づき、成長していくというお話です。

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